ロンドン日記

ロンドンで学生してる日本人の気ままなおたくライフを綴ります

コスプレして観劇OK!The Great Gatsby Immersive Theatreグレードギャッツビー体験型演劇レポ

駅のポスターを見て気になっていた、 The Great Gatsby Immersive Theatreを観劇?体験してきました!

Immersive Theatreとはなんぞや?という方に簡単に説明をさせてもらうと、観客が会場内を歩き回ったり役者さんに話しかけてお話を追いかけたりすることのできる体験型の舞台のことです。ですがこのGreat Gatsbyはかなり特殊。

まず、

  • 観客は1920年代の服装で観劇に来ることが推奨されています!

つまり、コスプレ観劇大歓迎ということです。実際に観客の4割くらいはamazonで購入したであろうこんなドレスや

 

 

 

 

こんな髪飾りでドレスアップして来場していました。

 

 

もちろん、仮装していないお客さんが6割くらいですので強制ではありません。私もフツーのワンピースで参加しました。でも、ちょっとドレスアップしているとキャストさんから絡まれたりダンスに誘われたりしやすくなるかな、という感想です。

 

  •  そして、年齢制限があります!18才未満は保護者の同伴が必要で、観客は年齢14才以上であることが推奨されています。

これはなんでかと言いますと、バーカウンターで常時お酒を購入できるから。そして自分が選ぶルートによりますが、もしギャッツビーの書斎に招かれたらジン(あれ、ラムだったっけ?)が振舞われるからですね。あと少しセクシーな演技があるからかなぁ。


私は大学の団体チケットだったので、定価30ポンドくらいのところを16ポンドでゲット、ラッキー。
公式サイトはこちら https://immersivegatsby.com/event/the-great-gatsby
公式だと日にちによって29~39ポンドと変動がありますね。
それが、TodayTix https://www.todaytix.com/x/london というサイトだと23~25ポンドくらいで買えます。もし興味ある方は、ぜひ。
 
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劇場はGatsby's Mansion, London, W1K 5HRとなっており、地図に従って現地へ行くとまぁフツーの住居が並んでいるんです。え、どれ?と友人とフラフラしていた所、Gatsby's Mansionの扉から係のおじさんが現れ無事に中へ入れました。お客さんの列ができ始めるとわかりやすいので、開演40分前くらいに行くのがいいのではないでしょうか!

会場内は終演まで撮影禁止、そして携帯電話の使用も原則NGです。

チケットを確認された後の階段で係のおじさんが、携帯なんてものがあるんだろ?俺は見たこともないけどな!この世界にスマホなんてものは存在しないから、使わないでくれよ!HAHAHA(意訳)みたいなことを芝居調で注意してきます。1920年代にスマホ存在しないもんね、世界観を守るためにもうここからお芝居が始まっているんですね。

ま、何言ってるかわからなくてもとりあえず微笑んでおきましょう。

階段を上って現れるのは、広いダンスフロア。奥にバーカウンターがあり、お客さんは自由にドリンクを購入することができます。ipadを数台カウンターに乗せてカード支払いを受け付けていましたが、そこの世界観はご愛嬌ということでしょうか。

左奥にはクローク。荷物とコート預けようか、と友達と様子を見ていた所料金をとっている様子でしたので我々は預けませんでした。

開演までお客さんはバーで購入したお酒やソフトドリンクを飲みながらダンスフロアの適当な場所に陣取って談笑。ウェイトレスさんや時折すんごい笑顔で話しかけてくるスーツ姿のおじさんにドレスアップした美女はおそらく役者さんなのだろうなぁ、と思っていたら、そのおじさんが急にダンスフロアの中心でお芝居を始めたので、やはりそうでした。

お話は大体華麗なるギャッツビーの原作そのままに進んで行きますので、細かくは書きません。私は高校でGreat Gatsbyを読まされたはずなのに、あんまりお話を覚えていなかったことが驚愕でした。課題でOld moneyっていう単語についてエッセイを書いた記憶はあるんですけど。ギャッツビーの持つ資産はold moneyではなくて〜みたいな。あれ、違うかな。

本筋はダンスホールを舞台として進んでいくのですが、ダンスホールの左端にいた人だけホールを出ていくギャッツビーについていって書斎で彼のお話を聞けたり、女優さんが気に入った女の子たちだけがバーカウンター裏の秘密の小部屋で彼女のお話を聞けたりと少しずつルートが分岐していきます。私は基本的にダンスホールで進んでいく演技を集中して観ていましたが、せっかくだから違うセットも見てみたいねと友人と相談し、役者さんが移動を始めたら速攻でついて行くというテクニックを編み出しほぼ全部のお部屋を見れました。めちゃめちゃラッキーな人は書斎の中の秘密の小部屋に入れてましたよ、羨ましい〜

まぁそんな感じなので見れるお芝居があれば見れないシーンも出てきます。ハマる人は何回か通って全ルート攻略するだろうなぁ 乙女ゲームみたいな感じだよね、一度プレイしてから他のルートのイベントを回収する的な。

 

途中幕間を挟んでどんどんお話は進み、とうとう終盤になった時。私と他の10人くらいのお客さんがバーカウンター裏の部屋からダンスホールに戻ってきたら物凄いドンガラガッシャーン!!!!という音が。え、何、ギャッツビー酒瓶投げた?客が暴れた?と思ってダンスフロアを覗き込むと、なんとシャンデリアが落下してましたよ。

最初は演出?嫌な演出だなぁ、破片散らばって危ないじゃん。と思っていましたがお客さんだと思っていた人が数人ホウキと塵取りで片付けを始め、チケットの確認をしてくれたおじさんが出てきて役者を下がらせたのでなんだか様子がおかしいぞ、と思っていると彼から一言、アクシデントです。と。

ざわつく客、目を見合わせる我々。まぁ正直に言いますと、セットがかなりちゃっちい感じだったんです。1920年代のダンスホールというよりは、グレートギャッツビーをテーマにしたダンスパーティー会場inアメリカの高校。みたいな。シャンデリアが吊るしてあったのも、照明器具を吊すバーのようなもので、もう一個のシャンデリアをおろしている作業を見ていたところ正直プロとしてお金をお客様から取っているのにそんな吊るし方なんだ、へぇ。という思いでした。いや、普通に危ないじゃんねぇ、上演中に降ってくるシャンデリア。私はそれで一気に冷めてしまい、公演が再開した後もフロアの端っこにある椅子に腰掛けてぼんやりギャッツビーの死に様を眺めていました。

あと、掃除に出てきた客に紛れていた方々を見て、あぁサクラだったんだねぇと...特に役者から質問をされたり、アドリブの演技で絡まれていた人がサクラだったことが解ったのはかなりマイナスポイントでした。まぁ進行上、ある程度決まったアドリブで演技ができることは大切なのもわかるんだけどね、変にお客さんの中で目立っていた方が一人いてずっと私はあの人なんなんだろう、と気になっていたのでサクラとわかって納得でしたが。

 終演後は会場内で撮影Okとアナウンスがあったような、なかったような。あったと思うので、一枚載せておきます。

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ブレブレ〜!!

 

総括

Immersive Theaterは他にも体験したことがあるので、どっぷりGreat Gatsbyの世界観に浸れるのを楽しみにしていた分アクシデントからの現実が見えてしまったのが残念でしたが、役者さんの演技は熱く、お客さんを巻き込んで踊るジャズダンス、自分がギャッツビーの邸宅に招かれたような感覚はここでしか味わえないものでした。

ロンドンに来て、普通じゃない舞台観劇がしたい!という方や、華麗なるギャッツビーのファンの方にはオススメです。観劇予定があり、英語力に自信のない方は是非映画を観劇前に観賞しておくことをお勧めします。そしたら雰囲気だけでも楽しめるかと。

女子はフラッパードレスで仮装して楽しむのもいいね。インスタ映え間違いなし!

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最後にこれ、ギャッツビーの書斎でもらった名刺。かわいい〜大事にとっておく💖って思ったその日にトイレに落としました。しくしく。

他にも舞台観劇してるのでまたレポ書きますね。では、アデュー。